化粧水をパッティングして付けることに意味はある?

先日お風呂屋さんに行った際、少し気になる場面に遭遇しました。


お風呂からあがってドライヤーを使いに化粧室コーナーにいったところ、一人の女性が座ってスキンケアをされていました。

おそらく化粧水をコットンでパッティングされていたのですが、その時間が長くて、私が来る前からパッティングをされており、ドライヤーをかけ終わってもまだ続けていらっしゃいました。

最低でも10分近くはパッティングをしている状態です。


化粧水は手でつけるorコットンでつける?

コットンでふき取ってつけるorパッティングする?


化粧品メーカーや美容家の主義によって主張が変わり、悩んでしまうところですね。

私が以前勤めていた化粧品メーカーでは「パッティングした方が肌に浸透する。回数は年齢×10回」と教わりましたが、別の先生の本を読むと「パッティングしても意味はない」と書かれていました。


結論から言いますと、私は化粧水は手で付けており、コットンを使用することはおすすめしておりません。

理由としては、スキンケアは『肌に負担をかけず、肌が元々持っている綺麗になるパワーを引き出す』をモットーにしており、コットンを使うと絶対に肌に負担をかけてしまうからです。

「パッティングは軽く叩いているだけだから負担にならない」といわれるメーカーもありますが、コットンが肌に触れている限り摩擦という不可がかかっています。

また、「パッティングで刺激を与えて血行がよくなるため、化粧水がよく浸透する」という主張も見かけますが、冷たい化粧水をつけて叩いていたらむしろ肌が冷えるので血行促進の効果はないように思います(-"-)

叩くと化粧水がよく浸透するというのであれば、コットンではなく両手で自分の頬をバチンバチン!と叩けばもっと浸透するの?とも思ってしまいます。


「肌の奥まで浸透」というフレーズはコマーシャルでもよく耳にします。

このフレーズ、本当に消費者を誤解させている問題ワードだと思います!

こういったフレーズが出ていると、かならず隅っこに「※角質層への浸透です」といった補足が添えられています。

角質層とは、下のイラストにあるように表面部分のことになります。

そしてこの角質層、厚さはたった0.02~0.03㎜しかありません。

一枚に剥がしたティッシュペーパーと同じくらいの厚みです。

それより下にはどんな高機能の化粧品を使っても美容成分が浸透することはありません。(そのためにある皮膚組織ですからね)


このティッシュ1枚分の深さのところに水分を浸透させることと、そのために肌を何度もコットンでこすって目に見えない傷だらけにするのは、どちらが肌にとって良いことでしょうか?

私としては、化粧水を付けた両手で優しく肌をプレスするように馴染ませた方がよっぽどお肌に負担がかからないと思います。



こちらのサイトがより詳しくコットンパッティングについて説明されています。



それと、元化粧品メーカーの者として考える「コットンパッティングを勧める裏の理由」としては、コットンを使った方が早く化粧水がなくなるので、その分化粧水がよく売れるからではないかと思います(^^;)

もちろんコットンを使った方が肌の調子が絶対に良くなる!という方もいらっしゃると思います。

今まで惰性でコットンを使っていらっしゃる方は一度使うのを止めてみて、本当にコットンが必要なのかを確かめてみるのをおすすめ致します。





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