女性の栄養失調問題
またニュースで女性の栄養不足・栄養失調状態について取り上げられていましたね。
ニュースでは働く女性に焦点を当てて、東京のオフィス街の女性たちが
どんなランチを摂っているのかを調査していました。
ちょっと意外だったのが、デパートやデリショップで買われたような
おかずとご飯の入ったしっかりしたお弁当を食べている方が多く(1食約500kcal)、
コンビニのカップサラダだけというような極端に偏った食事の方はみえませんでした。
しかし働く女性が一日に摂るべきカロリーは2000kcalのため、3食がこのような
食事内容だと必要なカロリー量が足りていないとの内容でした。
栄養状態をカロリーだけで測っても意味がないですし、栄養学はわりとすぐに
定説が変わるので詳しい議論は専門の方にお願いしますが、気になったのが
「仕事が忙しく、お昼に会議が入っている事もあるため昼食がとれない日がある」
とおっしゃる女性がいたことです。
私も企業に勤めていた時は緊急のお客様対応などで昼食が遅くなることはありました。
しかし、インタビューで女性がおっしゃっていたのが緊急会議なのかは分かりませんが、
もし通常営業内の会議だったとしたら、
「それって食事もとらずに会議をしなくちゃいけないほどの緊急の仕事なの…?」
と思ってしまいました。
働き方改革というと女性の育休・産休などについてがクローズアップされがちですが、
人として健康に過ごすための「毎日きちんと昼食をとれる」という基本的な部分すら
十分に整備されていない現状に驚いてしまいます。
(もちろん女性に限らず男性も食事はきちんと摂らなくてはいけません)
家庭も支えながら一生懸命仕事をしている女性たちは本当にすごいと思います。
ただ、頑張りすぎて体を壊している女性も多いのが現状です。
全ての方がいきいきと健康的に働ける就労環境作りが進むことを願っています。
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