マッサージ中って寝てもいいの?
…と、お客様からご質問をいただくことがたまにあります。
アロマの香りに包まれて、ゆったりオイルで全身をマッサージされていれば、
どうしてもウトウトと眠くなってしまいますよね。
しかし、眠ってしまうとマッサージがあっと言う間に終わってしまうので
もったいなくて眠りたくない~!と仰る方もいらっしゃいます。
施術のメソッドや考え方によって意見は異なると思いますが、エステサロンラベニでは
『眠れそうならすぐに寝てもらって構わない』
とお伝えしています。
マッサージの目的がダイエットでもリラクゼーションでも、大切なのは
自律神経のバランスを整えることです。
自律神経は交感神経と副交感神経を合わせた呼び方で、よく車のアクセルと
ブレーキに例えられることが多いですが
・交感神経→アクセル。身体が活発に動く時に働く。
・副交感神経→ブレーキ。体をリラックスさせる。
という働きをしています。
よくダイエット情報サイトなどに、「とにかく副交感神経を働かせることが大切で、
交感神経は悪!」というように書かれていることもありますが、
決して交感神経が体に悪いわけではありません。
日中に交感神経が優位に働くことで体は活動モードになり、集中力が増したり
体が動きやすいように心臓や呼吸の働きを強めてくれます。
そして、昼間しっかり体を動かした分、夜は副交感神経が優位になって
心と体をリラックスさせ、休息モードに入ることができます。
どちらが強すぎても良くなく、東洋医学の「陰陽思想」と同じで
二つの神経のバランスが釣り合っていることが何よりも大切なのです。
しかし現代は男性も女性も関係なく仕事や家庭で悩みやストレスを抱え、
交感神経(アクセル)が優位になりすぎてなかなか副交感神経(ブレーキ)が
機能しにくい方が多いのが現状です。
そのため、基本的には当サロンでは『体のスイッチをオフにする』ことが
大切だと考え、まずはとにかくゆっくりリラックスしていただきたいと考えています。
実際サロンでも、手足の冷えに悩んでマッサージを受けられた方が、
施術の中ごろからぐっすりと眠り始めた途端に冷たかった足の指先が
ポカポカと温まり始めるということもあります(^^)
リラックスしている方が筋肉の緊張も緩んで、マッサージの効果が出やすくもなります。
もちろん眠らなくても、お話ししている方が楽しい・ストレス解消になるという方は
起きていても問題ありません。
どうぞ自分の家にいるようにくつろいでマッサージを受けてもらえればと思います。
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